理事長所信
2012年度 社団法人 宇治青年会議所
理事長所信
変革の翼
信念と決意を胸に明日へ飛べ!
社団法人 宇治青年会議所
第43代理事長予定者 菱田太郎
目的なき前進は迷走である。
思考なき行動は暴走である。
決意を伴わぬ言葉は、人の心に届かない。
信念を伴わぬ運動では、地域に貢献できるはずがない。
JC運動にあたって
2011年、未曽有の大地震が東日本を襲いました。地震被害、津波被害によって数えきれぬ尊い命が失われ、被災地の地域社会は建造物・生活インフラともに壊滅的な打撃を受けました。さらに原子力発電所被害に起因する放射性物質問題も発生し、日本国内は大変な混乱状態となりました。
しかし日本は、力強く立ち上がろうとしています。「かつての生活を取り戻す」という確固たる決意、そしてそれを貫き通す信念があるからこそ、我々日本国民は、その勤勉さと忍耐強さ、そして世界に誇れる技術と強固な組織連携を武器に、着実に復興の足取りを進めているのです。
そしてこれは震災復興だけではなく何事にも同じことが言えますが、何かを成し遂げようとするときに最も必要なことは、強い目的意識を持つこと、そしてそれをやり通すための強い決意です。特に組織においては、中途半端な意思統一で動き出してしまうことがどれほど無駄な時間と労力を生むことになるか、それがどれほど無益なことであるか、想像に難くないでしょう。しかしながら、十分に議論を尽くし、丹念に練り上げられた計画と強い決意を持って臨んだ運動は、必ずや心を動かし、人を動かし、組織を動かし、さらには社会を、国を動かすことも可能となるのです。そして私たち青年会議所はその能力を持った、信念あるリーダーの集まりなのです。
組織力を改進させる
42年前、自分たちのまちを愛する志高いリーダーたちの手によって宇治青年会議所は生まれました。以後、このまちと、そこに住まう人々のより良い暮らしを心から想い活動を続けた結果、このまちから必要とされる団体として、42年の長きにわたる歴史を築き上げてきました。
90年代に100名を超すメンバーを擁した宇治青年会議所も、現在は20余名での活動となっています。会員数の減少に歯止めがかからない原因については、世界的不況から来る経済状況の悪化など様々な要因があり、一概には言及することができません。しかし、この不利な情勢を言い訳にすることなく、現況を真摯に受け止め、会員拡大に確実な成果を残すため、全力で取り組んでいきます。いかに地域経済が苦しくとも、同じ目的意識を持った仲間たちは必ず周囲にいるはずなのです。彼らを見つけ、同志として迎え入れる態勢を取るために、確たる信念のもと、地域から真に必要とされる事業を弛まず展開し続けるとともに、今まで以上に広報活動に注力し、私たちの想いを力強く発信し続けていきます。
そして今、地域の負託にこれまで以上に応え、更なる信頼を獲得するため、我々宇治青年会議所はその在り方を変えようとしています。新たな法人としての歩みを進めるであろう2012年、運営面や事業内容を変革させ、今までの宇治青年会議所ではできなかったことに挑戦するために新しい形態を取るのだという意識をメンバー全員で持ち、次なる一歩を踏み出しましょう。
人間力を高め、信念あるリーダーとして立つ
青年会議所メンバーは、その団体名が表す通り、日本の未来を背負って立つ「青年」です。それぞれ、仕事の場においては一人の経済人として、家庭に戻れば一家の大黒柱として、また親として、JAYCEEの仲間に見せる顔とはまた違う個性を覗かせるのでしょう。色々なカラーを持つ若きリーダーたちが集い、同じ目的のために力を合わせ活動することこそ、JCの魅力の一つです。リーダー自らが汗をかくことによって、追随するものはその背中に信頼と尊敬を覚えるのです。
LOMにおいては、事業を行う中での偶発的な友情構築だけではなく、個と個の緊密なコミュニケーションで絆を深め、以心伝心の意思疎通を図ることができるよう働きかけてゆきます。そして、対外事業への積極的な参加や各種会議・協議会への出向を通じて、幅広いエリアで友情を育もうではありませんか。友情のみならず、そこで得た学びは、LOMに戻った時、そして本業においてもかけがえのないスキルとなり、これからの自分の人生に役立つはずです。
青年会議所は、個人の利益を求めて活動する場所ではありません。しかし、青年会議所活動で育まれた友情は生涯費えぬ財産となり、培ってきた精神力は生涯役立つ武器となります。JCでなければ得られない人間的成長を通し、決意ある誇り高いリーダーとなって、信念を持った人生を送っていただきたいと強く願い、本年度は確固たる行動理念を持って活動できるリーダーとなるための事業を開催します。
地域力を正しく認識し、その魅力を発信する
私たちは、自分の住む地域についてどれくらい知っているのでしょうか。宇治市は2ヶ所の世界遺産を有し、源氏物語の舞台ともなった歴史と文化のまちであり、久御山町は農工業に優れ、健全な財政で安定した雇用を創出しており、宇治田原町は豊かな自然を擁し、煎茶発祥の地として多くの宇治茶を産する、というようなことは多くの住民の知るところでしょう。しかし、ここでJC運動を展開する私たちは、現在のまちの姿に至った経緯や、それぞれが描いているこれからの未来像、そのためにまちが求めているものや積極的にアピールしたい事柄など、それぞれのまちが持っている画一的、表面的ではない部分についてもっと深く知る必要があると思います。
地域の問題、そして魅力を、我々がしっかりと認識することによって、もっと前面に押し出すべき長所や、補完するべき部分や、未だ気付かれていないような特性などにも気付くかもしれません。何より、来るべき2013年の近畿地区大会(宇治大会)開催のため、私たちはこのまちについて今一度深く学びなおす機会を持つべきです。私たち自身が地域の魅力を十分に理解していてこそ、それを深く強く発信することができるのです。本年度は、私たちのまちを愛するための事業を開催し、地域の魅力を再確認することで、他地域からのメンバーに対して本当のおもてなしができ、また地域住民の皆様に心から楽しんで頂ける大会を開催できる組織を作ります。
私たちの、そしてこのまちの明日のために
まずは思考すること。何が必要で何が不要なのか、いま何をすべきなのか。そのためにどう動くべきなのか。そして私たちが動くことによってどのような未来を創り出せるのか。人間は、考えることによって無限の可能性を生み出すことができます。そして私たちは、その可能性を具現化するために行動することができる団体なのです。
私たちJAYCEEは、個々の思考も能力も様々な、個性あふれる人間の集まりです。しかし、その目的は一つ「明るい豊かな社会を築く」ということであるはずです。それぞれの能力を最大限に発揮し、素晴らしい個性を重ね合わせ織り成すことで、私たちの魅力はかつて見たことのないような色合いと輝きを見せ、その力はあたかも化学反応のごとく、普段の自分たちからは想像もつかないような爆発力を見せることができると私は信じています。
私は、このまちのため、信じ合える仲間とともに、よりよい明日を生み出し未来へ向かって飛び立つための翼として確固不抜の信念と決意を胸に秘め、新たなるJC運動に邁進してゆくことを誓います。
